<<<前のレポート｜2009年11月の一覧｜次のレポート>>>

2009:11:22:00:07:54[09.11.22]

IRONMAN70.3 WORLD CHAMPIONSHIP

益田大貴　50位

11月15日、アメリカ、フロリダで行われましたアイアンマン70.3シリーズのチャンピオンシップに出場した益田大貴が帰国し、今回は本人がレポートを作成しましたので、お送りいたします。2月下旬からの長いシーズンを無事終了することができました。
日本人で初めてこのレースのプロカテゴリーに出場しましたが、順位は50位と決して良い順位ではないのですが、バイクで初めて平均40km/hを超え、この距離で4時間を切ることができました。
来シーズンは70.3シリーズを中心に転戦することを検討しており、次につながるレースができたのではないかと思っております。

以下、本人作成のレポートです。(長くて申し訳ございません・・・・）

■IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2009
日時：2009年11月14日（土）
開催場所：　Clearwater, Florida
天候：晴れ
距離：SWIM 1.2MILE BIKE 56MILE RUN 13.1MILE
結果：50位

1位 Michael Raelert 3:34:04
2位 Daniel Fontana 3:36:44
3位　Matthew Reed 3:37:50
50位　Daiki Masuda 3:57:37

　暑いとイメージしていたフロリダもこの時期は朝晩寒く、昼間も太陽が出ていないと肌寒く感じ、特に着いた日は雨が降っていてとても寒い日でした。
台風が近づいているようで風が強く、海もとても荒れていてビーチからマリーナにスイムコースが変更になるほどでした。
午前6時45分女子エリートがスタート。そして男子はその10分後にスタートなので水の中で待っておりました。寒さに弱い自分にとっては、身体が冷え切ってしまいました。
真ん中からスタートしたのですが、横一列にとても広くなり、バトルはなく、泳ぎやすかったのですが、先頭からは少々離されてしまいましたが、左右には良いペースの集団がいて、終始同じペースで泳ぐことができました。
自分の前にいる選手のペースがちょうど良いので離れないように付いていきそのままフィニッシュすることができました。

バイクに入りスイムを一緒に上がった選手についていくが、欧米の選手はみなバイクが速く、徐々に離されていってしまいました。
しかし、先にスタートしていた女子選手に追い付き始め、気持ちを切らさないように一人づつパスしていきました。
１０ｋｍぐらいで後ろから来た２人の選手に、少し我慢してついてゆくとだいぶ楽になっていき、少しずつ集団が大きくなり８人ほどの集団になりました。
集団とはいえドラフティングにはとても厳しく、マーシャルが頻繁に近づいてくるのでペナルティをとられないように終始注意しておりました。
半分を過ぎて平均速度は42km弱なのでペース良く走ることができました。
途中のペナルティボックスには女子選手が３人ほど止められているようで、更にドラフティングには注意をしながら走りました。
いつもは失速する後半も余裕があり、よい感じでバイクフィニッシュすることができました。

ランコースも比較的フラットですが、途中大きな橋を４回通り、その上り下りであまり足を使わないように気をつけて走りました。
同じ集団でバイクを終えた選手達もランが走れるようで序盤は付いていくのがきつかったのですが、登りで少し先行することができ平地では余裕ができました。
我慢をすればいずれ楽なときがくるもので後半は自分のペースで良い感じで走ることができ、そのままフィニッシュすることができました。

今回のレースは順位はもちろんですが４時間というタイムを意識してました。
順位に関してはまだまだですが４時間を切れてことに関してはとても嬉しく、次につながると確信しました。
ただ世界は去年の優勝タイムを５人も上回っているなど、高速化が進んでいるようです。
すぐにはこの差を埋めることはできませんが地道に頑張っていきたいと思います。
１年間ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

使用機材
バイク：Cannondale
アイウエア：SWANS
ウェットス−ツ：アートスポーツ
シューズ：newbalance
補給：グリコパワープロダクション、PowerBar
ヘルメット：OGK
レースウェア：2XU
ボディーメンテナンス：COMPEX

<<<前のレポート｜2009年11月の一覧｜次のレポート>>>